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2019年3月21日(祝)14時~16時 廿日市市のあいプラザにて廿日市市の主催で高次脳機能障害講演会が開催されました。
廿日市の広報紙に開催案内が掲載されたこともあり、一般の方の参加も多く、当日は50名以上が会場に集まりました。
講演のテーマは「もっと知ってほしい!高次脳機能障害のこと」。
まず、廿日市記念病院の言語聴覚士 森山潤一さんが「高次脳機能障害の知識や相談場所について」講演されました。高次脳機能障害の検査はどんなことをするのか、実際の検査に使う図を画面に表示し、覚えておいてくださいね 同じのは次のうちどれでしょう? 正解はこれです!とやってみせてくださった場面では、会場から思わず声が上がっていました。廿日市記念病院は、広島県における高次脳機能障害地域支援センターに指定されており、検査や診断をしてもらうことができ、福祉サービスを使うのに必要な精神保健福祉手帳や年金の診断書を作成してもらうことができるそうです。

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後半は、同じく廿日市記念病院 言語聴覚士の藤原隆博さんと、当法人の理事長 濵田小夜子が事例を交えて対談をしました。当法人では県内5カ所で、家族相談会を開催しています。廿日市でも月に1回相談会を開催しており、藤原さんは数年前からこの相談会に参加して高次脳機能障害について病院では見えない症状を学んだと話していました。対談では、相談会にこられた方が、医療機関で診断をつけてもらったこと、相談支援事業所の相談支援専門員も関わるようになりケア会議を開催したこと、家族が相談会に参加することによって家族の障害理解も進んできているといった、よい連携が始まっていることが報告されました。