平成23年6月12日(日)、国立成育医療研究センターの橋本圭司先生と西広島リハビリテーション病院の岡本隆嗣先生をお迎えし、講演会を開催しました。橋本先生からは「当事者のおしりを叩いて頑張らせることだけがリハビリではない。今日伝えた対応法を、まず家族が実践してみてください、その良い「気」が当事者へと伝わっていくもの」と家族へ力強いメッセージをいただきました。
岡本先生からはご自身の病院でのフィットネスや音楽療法の試みを報告され「その人のためになるならば、リハビリの内容は機能訓練でなくてもかまわない、なんでもいい。リハビリはオーダーメイドであるべきだ。患者様の気持ちがあれば、良い方向に向いていく」とお話をいただきました。熱い思いを持ったリハビリ医が地元で活躍されていることが職員・家族とも大変心強く感じられました。
後半は、当事者と家族が前向きに生きていくための集団プログラム「羅心版」の公開セッションを開催。セッションには、クラブハウスの利用者とその家族、職員が参加しました。テーマは、利用者代表Aさんが挙げた3つの「できるようになりたいこと」に対し、「今日明日から取り組めること」をAさんにアドバイスするというもの。「仲間に積極的に話しかけるといいのでは?」「決まった時間に掃除機をかけるといいのでは?」「いつもニコニコしてるから、そのままでいいんじゃない?」等々、セッションに参加したみなさんは堂々と発言していました。「それ、あなた自身も取り組んでますか?アドバイスをする人自身が、相手にアドバイスする内容を気にしているものなんです」と橋本先生。参加者および会場のみなさんが大きくうなずいていました。
平成22年9月26日(日) に「クラブハウスの社会適応訓練とは」というテーマで勉強会を開催しました。
クラブハウスシェイキングハンズの指導員 山田京子が、就労するための基礎づくりを目的として訓練をしていることや訓練の様子、当事者をサポートする家族のかかわり方などをお話ししました。また、クラブハウスに通っている当事者による体験発表、参加者による意見交換など、盛りだくさんな午後となりました。
平成22年10月10日(日)は「体験から学ぶ」と「カラコロ太極拳表演」と題し、鳥取県の脳外傷友の会らぶ 会長 西村 敏さんにお話しいただきました。留学中に事故に遭われた息子さんを日本に連れて帰り、米作りや太極拳に共に取り組みながら回復を支えてきた今日までの軌跡のお話しのあと、体と心を癒す(カラコロ)太極拳を教えていただきました。ゆったりとした音楽と動きでリラックス。参加した当事者にとっては、ゆっくりの動きはかえってバランスを取るのが難しく、「こりゃー、いいトレーニングになる」といった声も聞かれました。できるだけたくさんの人に良さを知っていただきたいと西村さん。カラコロ太極拳のDVDがあります。希望される方は、ご連絡ください。
今日は、1/21(火)中区地域福祉センターで開催された相談会の様子を紹介します。
中区での相談会は、毎月1回第2火曜に開催しています。
相談会といっても、個別の相談ではなく、当事者のグループ、家族のグループに分かれて、プリントを使った認知訓練を行ったり、体験を語り合ったりします。
言語聴覚士・臨床心理士・法律事務所の方などの専門職スタッフと、当事者を抱えている家族スタッフがグループに入って、一緒に話を聞きますので、適切なアドバイスを受けることが出来たり、家族だからこそ伝えられるよい知恵を聞くことが出来ます。必要に応じて、専門職スタッフとの個別相談の時間をあらためてお約束することもあります。
1/21(火)は、当事者4名、家族8名(ご家族だけが参加されている方もおられます)、市内の病院にお勤めの言語聴覚士1名が勉強のために参加されました。
専門職スタッフ4名、家族スタッフ2名でした。
当事者のグループワークでは、認知トレーニング、前回からの1ヶ月間の生活についての振り返りの発表が行われました。
家族のグループワークでは、お互いの体験を話し合いました。
今回参加の当事者は30~40代でしたが、みなさん今後の目標は「働くことだ」と話していました。
少し動くと脳が疲れやすいのが高次脳機能障害の症状ですが、「働く」ためには、毎日活動できるような体力が必要であり、時間に沿った生活が出来るようになる必要があることなどを参加者で確認し、家庭の中で少しずつ練習していくことから始めていこうという話し合いがされました。